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2008/08/16(Sat)01:20
「瓦葉」(かわらば)
川の邊の 淡き瀬音に 唯独り 飛天も安む 薄き瓦葉
訓:かわのべの あわきせおとに ただひとり ひてんもやすむ うすきかわらば
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No.53|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/16(Sat)00:42
「緩き高風」(ゆるきたかかぜ)
黒迦楼羅 羽叩く翳も柔かく 緩き高風 映す蓮池
訓:くろかるら はばたくかげもやわらかく ゆるきたかかぜ うつすはすいけ
No.52|動物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/16(Sat)00:14
「夢の石垣」(いめのいしがき)
咎波の 煩ひの海 離るれば 御伽噺の 夢の石垣
訓:とがなみの わずらいのうみ はなるれば おとぎばなしの いめのいしがき
No.51|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/08/15(Fri)23:55
「隠れ野」(かくれの)
隠れ野に 恒に瑜伽たる 無碍にして 時も滞める 銀蜻蛉
訓:かくれのに つねにゆがたる むげにして ときもとどめる しろがねやんま
No.50|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/14(Thu)02:44
「夏篝」(なつかがり)
闇緑 夕陽に疼く夏篝 鈴虫の声 螽斯の聲
訓:やみみどり ゆうひにうずくなつかがり すずむしのこえ きりぎりすのこえ
No.49|山林|Comment(0)|Trackback()
2008/08/14(Thu)02:13
「旅人の窓」(たびびとのまど)
夏曇り 遠蝉の唄 清やかに 野風に憩ふ 旅人の窓
訓:なつぐもり とおせみのうた すがやかに のかぜにいこう たびびとのまど
No.48|乗物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/14(Thu)01:10
「潮騒の爪」(しほさゐのつめ)
空を打ち 荒振る濤を 削り取り 描くは生ける 潮騒の爪
訓:そらをうち あらぶるなみを けずりとり えがくはいける しおさいのつめ
No.47|海|Comment(0)|Trackback()
2008/08/14(Thu)01:06
「翅蟲」(はねむし)
鳥山に 貉執れずに蟠る 猟師の如き 翅蟲の跡
訓:とりやまに むじなとれずにわだかまる またぎのごとき はねむしのあと
No.46|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/14(Thu)00:39
「泣き虫の草」(なきむしのくさ)
夏草に 染みて愉しむ 甘き雨 緑を纏う 泣き虫の草
訓:なつくさに しみてたのしむ あまきあめ みどりをまとう なきむしのくさ
No.45|植物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/12(Tue)00:34
「仕合せの波根」(しあわせのはね)
蝶姫の 虚空を宿す芳炎は 浅葱駁の 仕合せの波根
訓:ちょうひめの こくうをやどすかぎろいは あさぎまだらの しあわせのはね
No.44|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/11(Mon)02:49
「刻轟」(ときぐるま)
黒金の 旧き澤往く刻轟 匂ふ夏錆び 懐かしき寂び
訓:くろがねの ふるきさわゆくときぐるま におうなつさび なつかしきさび
用語解説はこちら
No.43|乗物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/11(Mon)02:25
「天火の群」(てんびのむれ)
勝鬨に 天火の群の顕れて 叢雲を裂き 消へたりを見ゆ
訓: かちどきに てんびのむれのあらわれて むらくもをさき きえたりをみゆ
No.42|祭事|Comment(0)|Trackback()
2008/08/11(Mon)02:12
「誰も知らなゐ途」(たれもしらなゐみち)
夢出でて 空雲つなぐ黒水精 誰も知らなゐ 途を歩けば
訓:いめいでて そらくもつなぐくろすいしょう だれもしらない みちをあるけば
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No.41|山林|Comment(0)|Trackback()
2008/08/11(Mon)01:54
「古神」(ふるかみ)
古神の 重き屋代の 奥の院 九尾の磐の 滾る結界
訓:ふるかみの おもきやしろの おくのいん きゅうびのいわの たぎるけっかい
つづきはこちら
No.40|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/08/10(Sun)15:35
「空駆くる禍魅」(そらかくるかみ)
頬掠る 目映き緋箭を射つ遠音 羂に罹るは 空駆くる禍魅
訓:ほほかする まばゆきひやをはなつおと わなにかかるは そらかくるかみ
No.39|空|Comment(0)|Trackback()
2008/08/10(Sun)01:21
「大地の化身」(だいちのけしん)
烏羽珠の 愛しき夏虫 兜虫 大地の化身 もがく吾が手に
訓:うばたまの かなしきなつむし かぶとむし だいちのけしん もがくわがてに
No.38|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/08(Fri)01:08
「玉る沢蟹」(ひかるさわがに)
岐多の道 秘かな山の奥の途 足許飾る 玉る沢蟹
訓:きたのみち ひそかなやまのおくのみち あしもとかざる ひかるさわがに
No.37|動物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/08(Fri)00:54
「気まぐれの雨」(きまぐれのあめ)
金色の 彷徨う命 打ち拉ぐ 大地を冷やす 気まぐれの雨
訓:こんじきの さまよういのち うちひしぐ だいちをひやす きまぐれのあめ
No.36|植物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/08(Fri)00:37
「蜃鬼」(しんき)
山神の 瀬音に荒び 梅雨集め 蜃鬼を略し 景色霞むる
訓:やまがみの せおとにすさび つゆあつめ しんきをおかし けしきかすむる
No.35|河川|Comment(0)|Trackback()
2008/08/08(Fri)00:34
「六塵の華」(ろくぢんのはな)
言さやぐ 五大総てに響きあり 縁空操る 六塵の華
訓:ことさやぐ ごだいすべてにひびきあり えにしからくる ろくぢんのはな
No.34|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)08:29
「生ける音楽」(いけるおんがく)
沫き水 生ける音楽 透き徹り 流る流るる 留春の瀧
訓:しぶきみず いけるおんがく すきとおり ながるながるる とめはるのたき
No.33|河川|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)08:20
「天狗の庭」(てんぐのにわ)
隠れ湯の 華も休らふ駁蝶 天狗の庭に 謡ふ愉しく
訓:かくれゆの はなもやすらうまだらちょう てんぐのにわに うたうたのしく
No.32|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)08:07
「銅き牡丹百合」(あかきおにゆり)
夏蔭に 深むる翠 晃らかな 銅き牡丹百合 滾る密かに
訓:なつかげに ふかむるみどり あからかな あかきおにゆり たぎるひそかに
No.31|植物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)07:50
「軍畑」(いくさばた)
軍畑 雨音に翳む冑頚 鬼満つ峰に 翳しけるかも
訓: いくさばた あまねにかすむかぶとくび おにみつみねに かざしけるかも
No.30|河川|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)04:26
「汐舞」(うしほまひ)
波枕 儚命に数ふる汐舞 引き惹きて牽き 満ち充ちて煌ち
訓:なみまくら ゆめにかぞうるうしおまい ひきひきてひき みちみちてみち
No.29|海|Comment(0)|Trackback()