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短歌と写真 空閣

自称ケータイ写真家・空殻が贈る旅先の写真と創作短歌

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2024/03/19(Tue)17:26

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暖かき雪

2008/12/15(Mon)01:33

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「暖かき雪」(あたたかきゆき)
雪煙る 彼方の森に 目を遣れば 心に積もる 暖かき雪
訓:ゆきけむる かなたのもりに めをやれば こころにつもる あたたかきゆき
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No.219|山林Comment(0)Trackback()

薮神

2008/11/24(Mon)20:48

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「薮神」(やぶかみ)
綯らかに 和凪に擬ふ藪神の 一葉二葉に食む 竹の道
訓:なよらかに なぎになずらうやぶかみの ひとはふたはにはむ たけのみち
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No.204|山林Comment(0)Trackback()

耳朶

2008/11/22(Sat)01:45




「耳朶」(みみたぶ)
古道を 漫ろに撫でる 木枯しの 冬の香りの 凍みる耳朶
訓:ふるみちを そぞろになでる こがらしの ふゆのかおりの しみるみみたぶ

No.203|山林Comment(0)Trackback()

紅葉颪

2008/11/17(Mon)08:32

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「紅葉颪」(もみぢおろし)
紅の 秋の嵐の 鎧塚 紅葉颪の 深き天蓋
訓:くれないの あきのあらしの よろいづか もみじおろしの ふかきてんがい

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No.202|山林Comment(0)Trackback()

弁財天

2008/11/08(Sat)23:24

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「弁財天」(べんざいてん)
明らかな 樹々の姿に 秋も更け 弁財天の 河の詩聴く
訓:あきらかな きぎのすがたに あきもふけ べんざいてんの かわのうたきく

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No.197|山林Comment(0)Trackback()

駁迦魅

2008/11/08(Sat)23:24

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「駁迦魅」(まだらがみ)
駁迦魅 三界覆ふ 秋風の 瑞快く 閏ふ沈かに
訓:まだらがみ さんがいおおう あきかぜの みずこころよく うるうしずかに

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No.198|山林Comment(0)Trackback()

鎧ふ焔

2008/11/08(Sat)23:22

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「鎧ふ焔」(よろうほのお)
鮮らかに 彩り弾む 杣の秋 瀬音の燃へて 鎧ふ焔で
訓:あざらかに いろどりはずむ そまのあき せおとももえて よろうほのおで

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No.196|山林Comment(0)Trackback()

凪に薄

2008/11/08(Sat)23:15

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「凪に薄」(なぎにすすき)
遠方の 旅人共の 足元に 凪に薄の 閑むさはりと
訓:をちかたの たびうどどもの あしもとに なぎにすすきの のどむさわりと

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No.195|山林Comment(0)Trackback()

死にて生まれむ

2008/11/04(Tue)02:05

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「死にて生まれむ」(しにてうまれむ)
生まれ来て 生まれ生まれて 死に死にて 生まれて死にて 死にて生まれむ
訓:うまれきて うまれうまれて しにしにて うまれてしにて しにてうまれむ

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No.182|山林Comment(0)Trackback()

中津山

2008/11/04(Tue)01:57

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「中津山」(なかつやま)
錦瀬に 色葉も香る 中津山 薄紅の 椛樹にぞ酔ふ
訓:にしきせに いろはもかおる なかつやま うすくれないの もみじぎにぞよう

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No.181|山林Comment(0)Trackback()

むかし路

2008/09/27(Sat)02:31

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「むかし路」(むかしみち)
浅雲の 翳み味はふ むかし路 異に詠み返る 石垣の那
訓:あさくもの かすみあじわう むかしみち けによみがえる いしがきのくに

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No.135|山林Comment(2)Trackback()

深き闇

2008/08/24(Sun)04:05

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「深き闇」(ふかきやみ)
恐れ水 潜む天鼠の 深き闇 翼を纏ふ 疑心の魔物
訓:おそれみず ひそむてんその ふかきやみ つばさをまとう ぎしんのまもの

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No.78|山林Comment(0)Trackback()

龍宮の途

2008/08/24(Sun)03:26

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「龍宮の途」(りうぐうのみち)
封印の 無数の紙垂に 縛られて 閉ずる風穴 龍宮の途
訓:ふういんの むすうのしでに しばられて とずるかざあな りゅうぐうのみち

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No.76|山林Comment(0)Trackback()

太陽の雨

2008/08/20(Wed)01:46

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「太陽の雫」(たいやうのあめ)
鳥遊ぶ 樹々の天蓋 見上げれば 洩れて地に降る 太陽の雫
訓:とりあそぶ きぎのてんがい みあげれば もれてちにふる たいようのあめ

No.72|山林Comment(0)Trackback()

緑曼荼羅

2008/08/17(Sun)02:17

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「緑曼荼羅」(みどりまんだら)
吾を観る 木霊を聴きて 目を遣らば 緑曼荼羅 裾を拡ぐる
訓:われをみる こだまをききて めをやらば みどりまんだら すそをひろぐる

No.61|山林Comment(0)Trackback()

夏篝

2008/08/14(Thu)02:44

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「夏篝」(なつかがり)
闇緑 夕陽に疼く夏篝 鈴虫の声 螽斯の聲
訓:やみみどり ゆうひにうずくなつかがり すずむしのこえ きりぎりすのこえ

No.49|山林Comment(0)Trackback()

誰も知らない途

2008/08/11(Mon)02:12

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「誰も知らなゐ途」(たれもしらなゐみち)
夢出でて 空雲つなぐ黒水精 誰も知らなゐ 途を歩けば
訓:いめいでて そらくもつなぐくろすいしょう だれもしらない みちをあるけば

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No.41|山林Comment(0)Trackback()

万象の詞

2008/08/07(Thu)03:12

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「万象の詞」(カミガミノコエ)
鬼翠 究むる姿の奇しく 意を傀る 万象の詞
訓:おにみどり きわむるさまのうつくしく こころをしばる かみがみのこえ

No.25|山林Comment(0)Trackback()

響む三界

2008/08/05(Tue)02:03

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「響む三界」(とよむさんがい)
奥宮に 秘り佇む大六天 響む三界 刺さる十字架
訓:おくみやに ひそりたたずむだいろくてん とよむさんがい ささるじうじか

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No.16|山林Comment(0)Trackback()

荘厳の苔

2008/07/29(Tue)01:38

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「荘厳の苔」(しゃうごんのこけ)
深き彩 香る杜闇 焚く朝の 岩樹雨風 荘厳の苔 
訓:ふかきいろ かおるもりやみ たくあさの いわきあめかぜ しょうごんのこけ

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No.6|山林Comment(0)Trackback()

開かるる世界

2008/07/29(Tue)00:51




「開かるる世界」(ひろかるるせかい)
葉明かりに 渇へ秘かに開かるる 世界を目掛け 落つる煌迦魅
訓: はあかりに かつえひそかにひろかるる せかいをめがけ おつるきらかみ

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No.3|山林Comment(0)Trackback()

遠き人々

2008/07/29(Tue)00:16

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「遠き人々」(とほきひとびと)
雨に酔ひ 霞む荒魂 軍畑 凪がれて遊ぶ 遠き人々
訓:あめによい かすむあらたま いくさばた ながれてあそぶ とおきひとびと

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No.2|山林Comment(4)Trackback()