「空華の群」(くうげのむれ)
上風の 秘曲も香る 花景色 空華の群の 心満つる湖
訓:うわかぜの ひきょくもかおる はなげしき くうげのむれの うらみつるうみ
用語解説
上風の うはかぜの
花の上などを通る風。下風(したかぜ)の逆。
秘曲も香る ひきょくもかほる
秘曲はコスモス畑の上を流れる風の奏でる秘密の曲という演出。香るはずのない音でさえ香るほどの美しい景色という表現。
空華 くうげ
仏教用語で虚空華の略。眼病を患う者が空中に見る幻の花。本来空である万象を観念の上で実在する物のように妄想することに喩える際に用いられる語彙。
心 うら
「うら」と読むときは心の奥の気持ち、内々の心、気持ちを意味する。
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