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2009/05/10(Sun)19:17
「蝶番」(てふつがひ)
夢人の 扉啓きて 蝶番 森翳柑く 睦ぶ桜葉
訓:いめびとの とびらひらきて ちょうつがい もりかげあまく むつぶさくらば
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No.228|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/10/05(Sun)00:56
「翅景色」(はねげしき)
翅景色 楽土を示す道標 花の群雲 透き徹る凪
訓:はねげしき らくどをしめすみちしるべ はなのむらくも すきとおるなぎ
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No.150|昆虫|Comment(2)|Trackback()
2008/09/28(Sun)21:38
「袖焦げし翅」(そでこげしはね)
金色の 輝華に満つる 大地に 火中より堕つ 袖焦げし翅
訓:こんじきの きばなにみつる おおつちに ほなかよりおつ そでこげしはね
同系:
焔の虫つづきはこちら
No.139|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/24(Wed)01:18
「戦虫」(いくさむし)
禍色の 悪意に満ちた 戦虫 斧鮮やかに 姿艶やかに
訓:まがいろの あくいにみちた いくさむし おのあざやかに さまあでやかに
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No.133|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/24(Wed)01:07
「君を待つ」(きみをまつ)
蜘蛛翳も 清しき空に 君を待つ 君だけを待つ ただ只管に
訓:くもかげも すがしきそらに きみをまつ きみだけをまつ ただひたすらに
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No.132|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/22(Mon)23:14
「欠けら虫」(かけらむし)
蔭森の 巌膚飾る欠けら虫 捜して歩く 片割れの君
訓:かげもりの いわはだかざるかけらむし さがしてあるく かたわれのきみ
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No.129|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/21(Sun)22:01
「魂の響」(たましひのおと)
祈り蟲 天より降りる 静々と 耀かしきは 魂の響
訓:いのりむし てんよりおりる しずしずと かがやかしきは たましいのおと
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No.128|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/07(Sun)18:02
「辛子の島」(からしのしま)
哀れやな 通りの端の 人知れぬ 辛子の島に 飛蝗寂しく
訓:あわれやな とおりのはしの ひとしれぬ からしのしまに ばったさびしく
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No.105|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/07(Sun)17:59
「粋な暫」(いきなしばらく)
浮世絵の 歌舞伎化粧の 怒り虫 十星天道 粋な暫
訓:うきよえの かぶきげしょうの いかりむし とほしてんとう いきなしばらく
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No.103|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/09/06(Sat)01:38
「蝉歌」(せみうた)
喧しく 心も眩む 蝉歌に 呼吸る寂かに 只只管に
訓:かしましく こころもくらむ せみうたに いきるしずかに ただひたすらに
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No.101|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/31(Sun)22:26
「焔の虫」(ほむらのむし)
美装束 焔の虫の 焼ける翅 戯れ狂ふ 姿眩しく
訓:びしょうぞく ほむらのむしの やけるはね たわぶれくるう すがたまぶしく
No.98|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/31(Sun)22:25
「暮夏の蝉」(くれなつのせみ)
声焦り 景色に融けて 桜樹の背に辺張り着く 暮夏の蝉
訓:こえあせり けしきにとけて さくらぎのせにへばりつく くれなつのせみ
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No.97|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/31(Sun)03:44
「楽園の鑰」(らくえんのかぎ)
風蜻蛉 凪がれて還れ 吾が指に 飛天の満ちる 楽園の鑰
訓:かぜやんま ながれてかえれ わがゆびに ひてんのみちる らくえんのかぎ
No.94|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/30(Sat)22:54
「耀きの網」(かがやきのあみ)
月もなき 夜雨に浮ぶ 銀の 雫も絡む 耀きの網
訓:つきもなき よあめにうかぶ しろがねの しずくもからむ かがやきのあみ
No.92|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/30(Sat)15:22
「凍みる秋雨」(しみるあきさめ)
地蟲這ふ 薄苔包む石肌に 朝焼け沁みて 凍みる秋雨
訓:じむしはう うすごけつつむいしはだに あさやけしみて しみるあきさめ
No.87|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/29(Fri)00:42
「纏り華」(まつりばな)
纏り華 旅の揚羽の 休む翅 優しく抱く 夏女郎花
訓:まつりばな たびのあげはの やすむはね やさしくいだく なつおみなえし
No.82|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/29(Fri)00:42
「命翳」
力なく 佇む君の 命翳 乱るるは羽 後ろ姿に
訓:ちからなく たたずむきみの いのちかげ みだるるははね うしろすがたに
No.79|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/20(Wed)01:14
「若き草虫」(わかきくさむし)
道行きに 繁る貴緑 意味もなく 若き草虫 命貪る
訓:みちゆきに しげるきみどり いみもなく わかきくさむし いのちむさぶる
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No.70|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/18(Mon)02:16
「鬚の哉聞」(ひげのかなぶん)
乱れ葉に 留まる夏虫 休み虫 背斑黄金 鬚の哉聞
訓:みだればに とまるなつむし やすみむし せまだらこがね ひげのかなぶん
No.64|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/17(Sun)01:58
「地妖星」(ちやうせい)
広き翅 揚羽に雑じる地妖星 綴じては啓く 魔性の知識
訓:ひろきはね あげはにまじるちようせい とじてはひらく ましょうのちしき
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No.59|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/17(Sun)01:16
「天井下がり」(てんじゃうさがり)
鬼緑 優しき緑 嘘緑 荒な蟷螂 天井下がり
訓:おにみどり やさしきみどり うそみどり すさなかまきり てんじょうさがり
用語解説はこちら
No.56|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/16(Sat)01:20
「瓦葉」(かわらば)
川の邊の 淡き瀬音に 唯独り 飛天も安む 薄き瓦葉
訓:かわのべの あわきせおとに ただひとり ひてんもやすむ うすきかわらば
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No.53|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/15(Fri)23:55
「隠れ野」(かくれの)
隠れ野に 恒に瑜伽たる 無碍にして 時も滞める 銀蜻蛉
訓:かくれのに つねにゆがたる むげにして ときもとどめる しろがねやんま
No.50|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/14(Thu)01:06
「翅蟲」(はねむし)
鳥山に 貉執れずに蟠る 猟師の如き 翅蟲の跡
訓:とりやまに むじなとれずにわだかまる またぎのごとき はねむしのあと
No.46|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/12(Tue)00:34
「仕合せの波根」(しあわせのはね)
蝶姫の 虚空を宿す芳炎は 浅葱駁の 仕合せの波根
訓:ちょうひめの こくうをやどすかぎろいは あさぎまだらの しあわせのはね
No.44|昆虫|Comment(0)|Trackback()