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2008/08/07(Thu)04:14
「椛風」(もみぢかぜ)
蒼鷽の 頬を撫でたる椛風 索紗囁めき 篠き軋めき
訓:あおうその ほほをなでたるもみじかぜ さくさささめき ささききしめき
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No.28|植物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)03:56
「思ひ出の橋」(おもひでのはし)
蝉県 袂の陰に 掌を希む 何時かの君の 思ひ出の橋
訓:せみあがた たもとのかげに たをもとむ いつかのひとの おもいでのはし
No.27|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)03:37
「懐かしき叢」(なつかしきくさ)
夏化粧 朝鶏薫る 旧き野に 蛙塗れる 懐かしき叢
訓:なつげしょう あさどりかおる ふるきやに かわずまみれる なつかしきくさ
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No.26|動物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)03:12
「万象の詞」(カミガミノコエ)
鬼翠 究むる姿の奇しく 意を傀る 万象の詞
訓:おにみどり きわむるさまのうつくしく こころをしばる かみがみのこえ
No.25|山林|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)03:07
「空寂の曲」(くうじゃくのきょく)
苔深き 杜の奏でる 幾重にも 響きて交じる 空寂の曲
訓:こけふかき もりのかなでる いくえにも ひびきてまじる くうじゃくのきょく
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No.24|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)03:05
「憤怒の剣」(ふんぬのつるぎ)
耳に聴く 焔らの種の 灼き滝 憤怒の剣 金剛の膚
訓:みみにきく ほむらのたねの あかきたき ふんぬのつるぎ こんごうのはだ
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No.23|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)02:53
「縁覚の蟹」(えんがくのかに)
呪なひに 惧れて凝る 溜まり水 玩ぶ寂しく 縁覚の蟹
訓:まじないに おそれてこごる たまりみず あそぶさびしく えんがくのかに
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No.22|動物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)02:45
「愉しき命」(たのしきいのち)
憬れむ 儚き宇宙の向こう岸 矮さき者の 愉しき命
訓:あくがれむ はかなきひとのむこうぎし ちいさきものの たのしきいのち
No.21|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)02:41
「海津詞」(わたつことば)
水欠片 優しく刺さる 世界海 海津詞に 読む物語
訓:みなかけら やさしくささる せかいかい わたつことばに よむものがたり
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No.20|海|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)02:25
「鉄の海」(てつのうみ)
鉄の海 鎔かし沈むる 何もかも 顕る遙かに 光明の鷹
訓:てつのうみ とかししずむる なにもかも いづるはるかに こうみょうのたか
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No.19|海|Comment(0)|Trackback()
2008/08/07(Thu)02:04
「寂静の翅」(じゃくじゃうのはね)
吾が盾に 降りて安らふ鏡陽は 昔蜻蜒の 寂静の翅
訓:あがたてに おりてやすらうかがみひは むかしやんまの じゃくじょうのはね
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No.18|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)03:01
「昇る明王」(のぼるみゃうわう)
霞傷 癒す朝風 黒き塔 昇る明王 響く摂経
訓:かすみきず いやすあさかぜ くろきとう のぼるみょうおう ひびくしょうきょう
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No.17|空|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)02:03
「響む三界」(とよむさんがい)
奥宮に 秘り佇む大六天 響む三界 刺さる十字架
訓:おくみやに ひそりたたずむだいろくてん とよむさんがい ささるじうじか
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No.16|山林|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)02:00
「夢の虫」(ゆめのむし)
橘花の 馨りに狂ふ夢の虫 風夏隣 蔭に日向に
訓:たちばなの かおりにくるうゆめのむし かぜなつどなり かげにひなたに
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No.15|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)01:58
「華詞」(はなことば)
華詞 河神に映る空の果て 落ちて歓ぶ 鬼共の呪
訓:はなことば かがみにうつるそらのはて おちてよろこぶ おにどものうた
No.14|河川|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)01:55
「薫る暁」(かほるあかつき)
鳥遊ぶ 淋しき園に凪を聴く 獅子の和毛に 薫る暁
訓: とりあそぶ さびしきそのになぎをきく ししのにこげに かおるあかつき
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No.13|動物|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)01:52
「太陽の君」(たいやうのきみ)
迷ひ星 宿す冑の灼し 謐に遊ぶ 太陽の君
訓: まよいぼし やどすかぶとのいちしろし しじまにあそぶ たいようのきみ
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No.12|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/08/05(Tue)01:46
「天狗壁」(てんぐかべ)
天狗壁 嵩塙朱き 隠し湯に 潤ふ命 呑む鬼子母神
訓:てんぐかべ たかはなあかき かくしゆに うるおういのち のむきしもがみ
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No.11|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)03:25
「平家の蝶」(へいけのてふ)
奥浦に 刻む平家の 蝶の翅 灼き夏艶 赤旗の邑
訓:おくうらに きざむへいけの ちょうのはね しろきなついろ あかはたのむら
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No.10|昆虫|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)02:14
「懐かしき雨」(なつかしきあめ)
寒き山 華も漂ふ杣佛 夕餉の匂ひ 懐かしき雨
訓:さむきやま はなもただようそまぼとけ ゆうげのにおい なつかしきあめ
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No.9|建物・彫刻|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)01:54
「宝珠の梅雨」(ほうじゅのつゆ)
山河に 天の宝珠の梅雨を浴び 世界の瑞の 愉しきを聴く
訓:やまかわに そらのほうじゅのつゆをあび せかいのみずの たのしきをきく
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No.8|河川|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)01:44
「古き想ひ」(ふるきおもひ)
梅雨霞 荒れ河に聴く 兵の 古き想ひに 森気漂ふ
訓:つゆがすみ あれかわにきく つわものの ふるきおもいに しんきただよう
No.7|河川|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)01:38
「荘厳の苔」(しゃうごんのこけ)
深き彩 香る杜闇 焚く朝の 岩樹雨風 荘厳の苔
訓:ふかきいろ かおるもりやみ たくあさの いわきあめかぜ しょうごんのこけ
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No.6|山林|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)01:29
「墨き潮騒」(くろきしほさゐ)
濡羽魂の 旧き海津魅 繰り返す 天獄繋ぐ 墨き潮騒
訓:ぬばたまの ふるきわたつみ くりかえす てんごくつなぐ くろきしおさい
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No.5|海|Comment(0)|Trackback()
2008/07/29(Tue)01:13
「緑音の織」(みどりねのおり)
蔭草に 瑞の源充つる露 玉る秘かに 緑音の織
訓:かげくさに みずのみなもとみつるみず ひかるひそかに みどりねのおり
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No.4|植物|Comment(0)|Trackback()